ライフプランをつくるメリットとしては、将来の不安やリスクに対して安心感が得られるという精神的なメリットと「得する」「損しない」という経済的メリットがあります。
今回は、「得する」という経済的メリットをお伝えします。
⇒ライフプランの必要性については、「ライフプランって必要なの?」へ
お金のプロとライフプランをつくることでお得に
ライフプランをつくることで大きなお金が動くタイミングがわかり、将来に備え無駄な出費を避けられることはもちろん、直接的に支出を減らすことが可能です。
一生涯に1家計が支出するお金は、2~2.5億円と言われています。
10%節約するだけで、2,000万円以上貯蓄が増える計算になります。
でも節約と聞くと外食を減らしたり、電気・水道をこまめに管理したりと苦しいイメージを持つ方が多いようです。
実は、もっと大きなところで大きく効果を上げることができます。
もっとも効果を発揮するのは、住宅購入!
住宅は、人生で一番大きな買い物と言われます。上手に購入できれば効果も大きいはずです。
住宅購入を検討している相談者が、最初に目に行くのは、住宅ローンの金利のようです。
安心の固定金利と金利の低い変動金利どちらにすべきか、と。
確かに金利は、大きな要素です。借入額と金利によっては、1,000万円以上の支出(金利負担)にのぼります。(借入額3,500万円、金利1.5%、返済期間35年で総金利支払額¥10,009,113)
しかも銀行に金利を多く払おうが安く払おうが、得られる対価は同じなので、少しでも安いに越したことはありません。
ただ、金利に関しては、10年20年経ってみてはじめて固定金利か変動金利かどちらが得だったかが結果としてわかることです。住宅購入時に理詰めでわかるものではありません。
ライフプランを使うと、今、直接的に「お得」を得ることができます。
ライフプランを「値引き」に活用しよう!
住宅購入時に見落とされがちなのは、物件価格を下げることができれば、値下げ効果と金利削減効果で大きな「お得」が得られるということです。
ただ、むやみやたらに、値引き交渉してもクレーマーと勘違いされますし、確固たる購入意志も示さずに交渉しても相手が警戒してうまくいかないでしょう。
相手を動かすための交渉には、この金額ならローンも問題なし、家族のライフプラン全体にとっても大丈夫という「自信」と「購入の意思表示」が不可欠です。
20~35年もローンを支払続ける自信は、自分自身で納得のいく「精緻なライフプラン※」なしでは持つことはできません。
ましては、そのライフプランを交渉相手にシミュレーションしてもらったのでは、「強い交渉」以前の問題です。定価で買っても「大丈夫です」という結果になるように業者の方が親身に相談にのってくれるでしょう。定価で買えるものを業者自らが値引く理由が見当たりません。
ですから、「力のある自分の味方」になってくれる「ライフプラン相談のプロ」と一緒に、自分の大切な指針であるライフプランを事前に作り上げていることが強い交渉には不可欠です。
そこには、「無料相談」という概念は存在しません。「プロ」は職業としている以上、「有料相談」しかありえないのです。
⇒無料相談と有料相談の違いについては、「無料相談と有料相談の違いとは」へ
ライフプラン相談研究所は、あなたの家族の「力のある味方」となれるライフプラン相談の「プロ」です。お客様オリジナルのライフプランの作成をお手伝いします。
樗木裕伸(おおてき ひろのぶ) CFP🄬
※「精緻なライフプラン」・・・弊社では、誤差が月額1万円(年額12万円)以内を基準としています。
こんな時にも「お得」が得られます!
ライフプランを持っていると手元のお金に余裕がでます。お金に余裕ができると精神的な余裕にもつながります。
また金額が明確に示された精緻なライフプラン(キャッシュフロー表)は、予定外のことが起きた場合も金額ベースで比較できるので、素早い意思決定ができます。
そのため、時期を逃さず「強い交渉」を可能にします。例えば車の買い替えや家電の買い替えです。
・車の買替
・・・ライフプランに照らし合わせることで自信をもって交渉できるようになります。
車の購入先の営業マンと車検や法定点検時など数年単位で情報収集と交渉を継続することで、超「お得な」タイミングで購入できることがあります。新車の価格値引き、装備などのオプション、下取り価格などで、50~100万円の値引きを受けられることも。
また時期的に買替にはちょっと早くても、車種によってはお得な補助金が使えるケースもあります。
補助金を活用して前倒しに購入した方がいいか、補助金に頼らずに予定通りの時期に購入した方が良いのかは、ライフプランと比較できれば、シンプルに意思決定が可能になります。
・家電の買替
・・・家電製品には、寿命があります。
長期使用製品安全表示制度というものがあり、製品の長期使用に伴う経年劣化事故の防止のための制度です。
設計上の使用標準期間の表示(製品本体に表示)があり、使用標準期間を過ぎると壊れで事故が起こりやすくなる目安となります。
例えばエアコンですと10年と表示されています。言い換えればこの年数以上使っていたら、壊れてもしょうがないという意味としてとらえてよいでしょう。また部品の保存期間も7年~10年が一般的です。(取扱説明書に表示)こういったことを知って、ライフプランに織り込み準備しておくことで、無駄な出費を避けることができます。
例えば、冷蔵庫や洗濯機などは、突然壊れて使えなくなると日々の生活が大いに困ります。緊急に手配しなくてはなりませんので、自分の気に入ったメーカー、デザイン、機能などを選べないこともありますし、セール価格で購入できないケースもあるでしょう。
あと数年のうちに買替が必要とわかっていれば、気に入った製品をお得なタイミングで購入することができます。
また、家電ではありませんが、給湯器やガスコンロなども10~15年で買替のタイミングがきます。数十万円の買い物になるので、事前に情報収集・交渉しておくことで、10~20万円の値引きを受けることができます。