コラム

FPの言う「ライフプラン」って何?

日頃、「ライフプラン」という言葉をよく耳にするようになりました。わたしたちFPもお客様との会話でライフプランという言葉を当たり前のように使ってしまうのですが、共通の理解のもと、お伝えできているか不安なこともあります。
そこで、わたしたちFPが使っている「ライフプラン」という言葉を共有いただけるように、説明させていただきます。

ライフプランは、幸せを実現するための家計管理

ライフプランは、「人生設計」などと訳されることもありますが、それでも漠然としてピンとこない感じがします。

FPが使うライフプランを一言でいうと、お客様の「幸せ」を実現するための「家計管理」となります。
例えば、
素敵な人と「結婚」して、かわいい「こども」たちに恵まれ、広い「おうち」に住んで・・・、「車」は外車に乗って・・・年に一度は「家族旅行」して・・・「老後」は田舎暮らしをしてみたい・・・。

「」にある結婚・こども・おうち・老後といったものは、「ライフイベント」(出来事)と呼ばれ、かわいい・広い・外車・年に一度は・田舎暮らしといった『形容詞』は、個人や家族の価値観で「ライフデザイン」と呼ばれます。

ライフプランを決めるのは、ライフイベントとライフデザイン

お客様が「幸せ」を実感するには、どんな「ライフイベント」が必要で、それぞれに対する希望・要望(ライフデザイン)を加味したオリジナルのプランニングが「ライフプラン」です。
作成したプランを実行するには、「お金」が必要でそのお金の出どころが「家計」です。そして長期間にわたって家計をやりくりするのが「家計管理」です。

ライフプランを金額として見える化したものがキャッシュフロー表

家計管理をするためには、ライフプランを金額で「見える化」する必要があります。それをFPは、「キャッシュフロー表」(以下、CF表)と呼んでいます。

CF表は、「収入」「支出」そしてその差額である「収支」、さらに収支の累計である「貯蓄残高」の4項目を30~50年といった長期間にわたり予測し、不足はないか、リスクはないか、実行可能かなどを検討し、実現可能なプランとして作成されます。

ライフプランは、「幸せ」へ導く「カーナビ」です!

FPの中には、ライフプランは、人生の航海の「羅針盤」という方もいますし、私たちライフプラン相談研究所では、「幸せ」という目的地にたどり着くための「カーナビ」とお伝えしています。

ドライブで分かれ道に会うごとに、道を選んでいたのでは、本来の目的地にたどり着けるか怪しいのと同様で、人生においてもライフイベントごとに選択していたのでは、「幸せ」という目的地への到着が危ぶまれます。

先を見越して、余裕をもって安全に人生を「ドライブ」したいものですね。

ライフプラン相談研究所は、お客様オリジナルのライフプランの作成をお手伝いします。

樗木 裕伸(おおてき ひろのぶ) CFP🄬

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